塩D日記

2児の父、四十路おじさんの日記です


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いい人間になるのは、とても難しい… アマゾンビデオ『高い城の男』がおもしろかったよ

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第二次世界大戦でドイツと日本が勝利し、二国がアメリカを分け合って……、という設定の人気SF小説『高い城の男』をアマゾンがドラマ化。シーズン1が、プライムビデオで無料配信と知り、見ました。うーむ、おもしろい。

 

新世界

新世界

 

 

舞台は1960年代のアメリカ。ドイツや日本による支配を覆すべく活動するレジスタンスは、謎のフィルムを集めています。それらのフィルムには、第二次世界大戦にアメリカが勝利するニュース映画などが収められています。

SFの中にSF!? 本格SF小説をほぼ読んだことがない僕は、まずこの設定に引き付けられました。原作小説は、アメリカの作家であるフィリップ・K・ディックが1962年に発表し、1965年に日本語の翻訳版が出版されたそうです。

 

高い城の男

高い城の男

 

 

2016年の暮れに、何を今さらテンション高く「おもしろい!」なんて言っちゃってんの、というSFファンのみなさん、すいません。いや~、おもしろい。続きが知りたいので、原作小説買っちゃおうかな。

なお、Wikipediaによると、ドラマでは物語のキーになるのはフィルムですが、原作では小説だそうです。

ドラマは、気になるところといえば、変な日本語。全編ほぼ英語で進みますが、日本人役などがときどき日本語を話します。見れば、かなり違和感を抱くはず。でも、そこはご愛敬でしょう。きっと、逆もまた然りなんだから。

僕がとても共感したのは、シーズン1の最終話である第10話。ある状況に追い込まれたドイツ人が、ヒトラーに会いに行く前に、妻と幼い子供たちに残した言葉です。

 

いい人間になるのは とても難しい 大人になるほど何がいい人間なのか 分からなくなる だからこそ諦めてはダメなんだ 努力を怠らずにな 

 

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日々、暮らしていると、特に仕事の場面では自分のメリットを考えがちですが、相手もまたそう考えていることが少なくなく、話をしていると「なんでこっちがそんな苦労して、この仕事しなきゃなんないの、もっと引けよあんた」なんて思うことがあります。

自分の善を押し進めれば、相手にとって不利益が生じることがあり、その場合、自分は悪い人間になってしまう。僕は多くのことで、妥協妥協で今年42歳。互いに少しずつ譲り合って、妥協点を探るのがやっぱいいんじゃないかな、と改めて感じさせられました。

なお、僕は字幕版を見たんですが、シーズン1最終話まで見た後に、吹き替え版もあることに気づきました。もしかすると、吹き替え版だと日本語の違和感が和らぐのかもしれません。

 

新世界

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