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塩D日記

2児の父、四十路おじさんの日記です


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平凡な生活をキープしたい、小説『砂漠の悪魔』(近藤史恵)を読んで思った

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読んで、今の普通の生活がいかに幸せかを再認識。小説『砂漠の悪魔』の主人公は大学生の広太。ある友達への、長年積もったイラつきを晴らすためにしかけた嫌がらせで、その友達を自殺に追い込んでしまいます。


自殺の原因を作ったのが広太だと知っているのは、広太本人とその彼女だけ。罪の意識に苛まれるものの、直接手をくだして殺したわけでなく、法律は自分を罰せない、はずだったんですが、なぜか裏の人間に事情を知られてしまいます。

そのため、広太は日本と中国を行き来する“運び屋”をやらされることに……。その際に中国で出会った人たちと、広太が中国大陸を巡る物語。

面白かったです。読んでいて、2度びっくりさせられました。「えっ! そっち!?」と、話が急展開。ドラマチックぶりが加速し、より引き付けられました。

ただ、そこに自分が陥るのは、絶対に避けたい。ちょっとした間違いで、入り込んでしまうかもしれない、現実感ある世界が描かれており、そんなところに行きたくない、今の平凡な幸せを守りたい、と思った次第です。

砂漠の悪魔 (講談社文庫)

砂漠の悪魔 (講談社文庫)